皆様、
「絶対に駅から歩いて行かせない」
という強い意志を感じるお店に出会ったことはありますか?
西武池袋線の駅からも地下鉄からもJRからも、
等しく絶望的に遠い練馬の秘境。
そこにはバスに揺られるか、
自らの愛車を駆り出すしか到達できない領域が存在するのです。
先日、
そんな大泉学園町の奥地に佇む一軒のビストロへと向かいました。
折しも空からは雪が舞い、
「今日、本当に営業してるのか?」
と不安に押し潰されそうになりながら。
ハンドルを握りつつ、
震える指先で何度もお店へ電話をかけ、
ようやく辿り着いたその場所こそが、
『”現実へと昇華”される食卓』
ビストロ・ラブーレだったのでございます。
さてさて。
雪上がりの静寂に包まれた店内は、
まさに僕たちだけの貸切状態。
住宅街の喧騒から隔絶されたその空間で、
まずはタラのブランダードという前菜から物語は始まります。
ミルクと香草の香りが鼻腔をくすぐり、
続く鯛のポアレは、
『”必ず”・”絶対に”・”100%”』
外はカリッ、中はフワッという鉄板の黄金律を遵守。
カモ肉のローストもまた、
素材の強さに負けない重厚なソースを纏い、
僕の胃袋をじわりじわりと蹂躙していくのです。
食事も終盤、
どう見ても地元の愛好家であろうマダムたちが、
雪で凍てついた夜道を物ともせず入店してきました。
店内で世間話に暖かな花を咲かす
彼女たちの屈強なロイヤリティを目の当たりにし、
「知っているか知らないかだけのお話」
の重要性を再認識した次第。
最後には働き盛りのシェフが姿を現しましたが、
驚くべきことに海外修行の経験はないとのこと。
国内のみでパリの下町を想起させるこの威力を生み出すとは、
まさに
『一子相伝の反則級(チート)武器』
をその腕に宿しているに違いありません。
碁盤の目のように広がる優雅な住宅街に、
これほどまでの『お客様への信用構築の極意』を
体現した店があるとは。
大泉学園町の余裕しゃくしゃくなパワーに、
ただただ圧倒された雪の日の夕暮れだったのでございます。
料理のリンクはこちら:
https://mangaumineko.com/wp-content/uploads/2026/02/私鉄、地下鉄、JRのどの駅からも遠い郊外の美味しい料理店_画像.pdf
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