今回の私鉄、地下鉄、JRのどの駅からも
遠い郊外の美味しい料理店は
新座市石神の「和可奈寿司」です。
実は今回、テキスト化で苦しみました。
高価で超美味しい特上ちらしに煮椎茸、干瓢という
自分にとっての伏兵が潜んでいたのです。
どうしようという思考停止とストレートに作品が製作できない
ストレスに頭の中で思考がどうどう巡りしてました。
お寿司の重箱と酢飯が
プロレスのリングとマットに見えた瞬間
続け様に
煮椎茸、干瓢が
悪役レスラーに見えたその時
テキスト化の神が降臨しました。
今回は破格の1,200字の食レポです。
お読みください。
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人間の「業」というものは、
時に恐ろしい場所へと人を誘うものです。
僕は先日、
とある「匂い」を嗅ぎつけまして。
ビバリーヶ丘、
いや失礼、
ひばりヶ丘の北の外れ、
埼玉県新座市の静かな川沿いへと
足を運んだのです。
それは、
ある種の確信に近い予感。
近隣の高級住宅街に住まう、
社会的に良いポジションを持つ
中高年男女。
彼らが日常のフレンチやイタリアンに飽き、
密かに愛を育む為の
『禁断の聖域』
がそこにあると睨んだワケですよ。
さてさて。
今回の潜入先は、
新座市石神に佇む一軒家寿司店、
「和可奈寿司」。
駅から遠く、私鉄、地下鉄、JR、
どの駅から遠く、車でしか辿り着けない
その「サンクチュアリ」は、
不倫調査には絶好のロケーション。
付近には森や林に囲まれた、
人目を忍ぶに最適な
ラブホテルまで完備されている始末。
口の固い職人が握る極上の寿司こそ、
逢引の男女には
『沈黙の福音』
となるはず。
僕は新座のドンキ・ホーテでの買い物を済ませた後、
畑に囲まれた田舎道を走り、
黒目川沿いのその店へと滑り込みました。
しかしですよ?
意気揚々と潜入した僕を待ち受けていたのは、
男女の情事など微塵も入り込めないほどの、
凄まじい「食の暴力」だったのですっ!
食事は付け出しの「ぶり大根」から、
ただならぬ気配で始まりました。
関東風の塩辛さもなく、
かといって関西風の甘ったるさもない。
絶妙な出汁の塩梅に、
僕はこれから始まる
『運命の格闘劇』
を直感したのです。
そして登場した「特上ちらし」。
例えて言うならばですよ?
人気の大物レスラーたちが、
重箱という名のリングに一同に集結した、
史上最大のバトルロイヤル。
赤貝、大トロ、真鯛、ウニ、イクラ
といった主力級が、
酢飯というマットの上で、
『血湧き肉躍る無双空間』
を構築しているじゃないですかっ!
さらに驚くべきは、
重箱の隅という、
リングでいうロープの上を
ピョンピョンと跳び跳ねる
カモ肉のローストという
空中戦を得意とする
覆面レスラー。
さらには、
パンツの中に栓抜きのような
凶器を隠し持った、
煮椎茸や干瓢といった
悪役レスラーたちまでもが、
僕の胃袋を執拗に攻め立ててくるワケですよっ!
この重厚な布陣から立て続けに繰り出された、
『ジャーマンスープレックス』
『ブレインバスター』
『舌が子供の自分には厳しい栓抜き攻撃』
一息ついた瞬間に死角から飛び出てきた
『フライング・クロス・アタック』
が僕の喉元に芸術的なまでに決まった瞬間、
脳内にはあの名曲、
「SKY HIGH」が自動的に鳴り響き、
僕はあえなくマットに沈み、
レフェリーからの
『3カウント完全敗北』
を喫したのでございます・・・。
もはやここは、
不倫カップルの逢引の場などではなく、
食の格闘技が繰り広げられる
『聖地・後楽園にある例のホール』
そのものでした。
最後には甘エビの頭がこれでもかと入った、
濃厚な味噌汁という最強のコンボを浴びせられ、
僕は至福のKO状態。
帰り際、お店の方が笑顔で、
「今日はお客さんが少ないからお土産に
酢飯と海苔を持って行って下さい。」
場慣れした最高峰のホスピタリティまで頂戴し、
お土産を手に店を出た時、
僕は痛感したのです。
お寿司というものは、
時にプロレスをも凌駕する
極上のエンターテインメントへと
『次元上昇』
するものだと・・・。
結局、不倫の痕跡などどこへやら。
ただただ、食のプロレスに魂を震わせた、
そんな情熱的な夜でございました。
というワケで、皆様も
「食の格闘技」に挑む際は、
万全の体調で挑まれることを
お勧めしますぞっ!
お店で頂いた料理の画像のリンクはこちら:
https://mangaumineko.com/wp-content/uploads/2026/04/新座市石神「和可奈寿司」私鉄、地下鉄、JRのどの駅からも遠い郊外の美味しい料理店画像.pdf
お店に関するリンクはこちら:
名曲「SKY HIGH」のYoutubeリンクはこちら:



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